場末病理専門医のつぶやき

旅、グルメ、ときどき顕微鏡

京都へ細胞診の勉強へ

先月のことになりますが京都まで

細胞診の勉強会に行ってきました。

 

細胞診とはなんぞやといいますと・・・

 

病理診断は例えば大腸カメラで見つかったポリープや皮膚にできもの出来たときに、

つまんだり切り取ったりしたものを顕微鏡で調べる作業ですが、

すべての病変が固形物としてつまんでこれるわけではありません。

 

おしっこや胸の中にたまった水の中にはぷかぷか細胞が浮いていますし、何かと最近話題になる子宮頸がんの検診なんかで子宮の入り口を綿棒でこすったりすると細胞がぽろぽろと剥がれ落ちてきます。その細胞像をみて、悪いもの(癌とか)がいないかを調べるのが細胞診です。

すごくわかりにくいですが・・・

 

がっつりした塊を顕微鏡で見るよりも当然わかりにくいですし、僕は嫌いなのですが

そうも言ってられないので土日の丸二日間みっちり缶詰になって勉強してきました。

わかったようなわからないような・・・

 

前置きが長くなりましたが、勉強会はハードスケジュールだったのでほぼ観光ができなかったのですが、一軒だけ前から行きたかったお店に行くことができました!

 

創業天明元年(1781年)、鯖寿司のいづうさんです。

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溢れ出る老舗感(こういうのに弱いですw)



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鯖が分厚い・・・!

お寿司はもともと好きなのですが、正直鯖は生臭い気がしてあんまり好んで食べてはいなかったのですが、ここの鯖はこんなに分厚いのに(笑)、全然生臭くないです。

すごくジューシーで大満足でした。食べてる途中にもっと欲しくなってお土産用にもう1セット購入w

1貫400円くらいしたので奮発してしまった・・・

 

僕がついたのは16時半頃でしたが僕を最後に店内の机は満員になってその後は列ができていました。

隣のサラリーマンおっちゃんトリオ達が注文時に「ビール3つ!」と注文すると

店員のおばあさんが「うちの鯖にはビールはあわないどす。白ワインか冷酒なら用意してるどす。」(京都弁は全部どすに聞こえます・・・(笑)京都人の方々すいません)

とはねつけていて面白かったです。

 

 

コロナショックのせいか中国人は少なかったのでもっと観光したかったのですが

鯖寿司食べてそそくさと帰りました。

 

京都はたまーに観光で行きたいですね。